自分ではわかりにくい口臭。しかし、厚生労働省によると、日本の成人の15%は口臭を持っているという調査報告があるようです。自分も知らないうちに「口臭女」になって、ひそかに嫌われているかも・・・?と思う前に、普段から簡単にできる口臭対策を行っておきましょう。
口臭の原因とは
まず、簡単に口臭の原因をおさらいしておきます。口臭の原因として考えられるのは、次のようなことがあげられます。
- 食べ物や飲み物、喫煙などによい臭い
- ホルモンバランスの乱れ
- 口腔内が不衛生、虫歯や歯周病などが原因の臭い
- 胃腸機能の不良
以上の中で、口腔内や胃腸の病気が原因の人は、できるだけ早く、病気を治すことが先決です。しかし、これらに心当たりがないのに、口臭が気になる人は次のような改善方法を試してみましょう。
1.ガムを噛む
口臭の原因の一つである口腔内の不衛生は、唾液の分泌を増やすことで防ぐことができます。それは、唾液に殺菌効果があるからです。唾液が少なくて、口の中が乾燥している人は、口内の雑菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなってしまいます。
唾液を増やす方法はいくつかありますが、簡単にできるのは、ガムを噛むこと。「噛む」動作により、自然と唾液が分泌されます。口臭用のガムや虫歯になりにくいガムが販売されていますので、それらを選ぶのがおすすめです。
2.水を飲む
同様に、口の中が乾燥していると口臭が発生しやすくなります。口の中の乾燥は唾液の減少と同時に、唾液自身の水分も奪うことになり、その結果唾液に含まれる酵素やたんぱく質の濃度が濃くなります。これらが、悪臭を放ってしまうこともあるんです。
口内の乾燥を防ぐために、水分補給は口臭予防としても大切です。
ただし、お茶やコーヒー、ジュースなどはあまりおすすめできません。お茶やコーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインは唾液の分泌を妨げてしまうんです。また、ジュースなどに含まれる糖分も口の中で酸化して、臭いを発生させます。
ですから、水分補給には、水を飲むようにしましょう。普段、コーヒーやジュースを飲むことが多い人は、それを水に変えるだけでも口臭が抑えられるかもしれません。
3.ストレス発散する
口臭とストレス、関係がないように見えますが、実は大いに関係があります。なぜなら、ホルモンバランスの乱れによっても口臭がきつくなるからです。特に女性の場合、生理中に口臭がきつくなる人もいます。これもホルモンバランスが関連しています。
私たちは、ストレスを感じるとホルモンのバランスを崩しがちになります。ですから、普段からストレスがたまっているなあと感じている人は、適度にストレス発散することをおすすめします。
歯磨き、うがいは口臭改善の基本
このほかにも、こまめに歯磨きすることは、口臭予防として基本ですよね。最低でも朝晩の1日2回は歯磨きしましょう。お昼のランチの後もできれば行いたいですが、歯磨きできないときはうがいだけでもするようにしたいものです。
口臭は、まわりに迷惑をかけてしまうものですが、なかなかまわりの人も指摘しにくいものです。自分から常に口臭予防や改善方法として、簡単にできる方法を身につけておきたいですね。