ヒールの高い靴は履いているだけで、女性らしさを強調してくれます。ハイヒールを履くと、脚が長くきれいに見えますよね。でも、一方で、ハイヒールを履いていると足が太くなるといいます。女性らしく美しい脚を強調するためのハイヒールなのに、そのせいで足が太くなるなんてことがあるのでしょうか?
脚美人は普段ヒールを履かない
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シンクロナイズドスイミングの選手やモデルさんは、みんなすらっとしたきれいな脚をしています。脚線美にいつも気をつかっている彼女たちは、普段の生活でハイヒールを履かないそうです。それは、ヒールを履いていると脚の美しさが保てないからだそうなのです。
ハイヒールを履いていると脚が太くなる原因
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ハイヒールを履いていると足が太くなる原因は2つあります。
原因の一つは、普通使う必要のない筋肉を過剰に鍛えてしまうことです。
ハイヒールを履いている時のからだは、基本的に爪先立ちの状態になっています。体の全体重が、爪先とかかとのみで負担することになりますので、足首やふくらはぎなどに余分な力が入ってしまいます。特にふくらはぎや太ももなどの、普段ヒールなしで歩くときには使うことのない部分の筋肉を必要以上に鍛えてしまうのです。そのような部分の筋肉が発達することで、足全体が太く見えることになります。
もう一つの原因は脚のむくみ
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ハイヒールを履いていると、普段使わない脚の部分に負担がかかります。そのために、歩く姿勢が悪くなりがちです。
特に、ヒールを履きなれていない人は、重心が取れなくて、前かがみになったり、ひざが曲がったりします。そのため、脚は常に緊張している状態になります。いつも使っていなかった筋肉に負担がかかり、むくみの原因になるのです。
普段、ヒールなしで歩くときには歩くときにつま先が上下しますよね。この時、足裏のつま先が上下することで、ふくらはぎの筋肉がポンプのような役割をして血行を良くしてくれています。
しかし、ハイヒールを履いている時は、つま先とかかとがほぼ固定された状態になります。そのため、ハイヒールを履いていると、このふくらはぎのポンプ機能が弱くなります。結果的に、老廃物がたまりやすくなり、脚のむくみが起こりやすいのです。
ハイヒールでも脚が太くならないためには?
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でもハイヒールは女性らしさを演出するアイテムの一つです。ハイヒールを履いても足が太くならないようにするためには、ハイヒールを履いるときも、正しい姿勢を保つことです。
まず、つま先が少し外側に向くようにします。鏡などに向かって歩くときに、内側のくるぶしが少し見えるくらいが正解です。
頭のてっぺんから、糸でつるされているようなイメージで、背筋を伸ばして歩きます。1本の線の上を歩くような感じで、つま先とかかとが同時に地面に着地するように歩いてみましょう。そうすると、正面から足の裏が見えないはずです。身体の中心がぶれないようにまっすぐ歩きます。このときひざが曲がらないように気を付けます。
ハイヒールは勝負靴!
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脚のきれいな人ほど、普段は靴底の平らな靴を履いているといいます。かと言って、やっぱり女性として魅力を最大限にアピールしたいときにはハイヒールを履きたいですよね。ヒールを履いている時は、自分でも女性としての自信を感じられるものです。
時と場所によって、靴も履きかえるのが素敵な女性の秘訣なのです。普段は平らな靴で脚をいたわり、いざという時にはハイヒールで颯爽と歩きましょう。