薄毛予防や頭皮の乾燥防止に良いといわれる「湯シャン」という方法をご存知でしょうか。「お湯シャンプー」とも呼ばれますが、シャンプー剤を使わずお湯だけで洗髪する方法です。
このお湯シャンプー、正しい方法で行わないと、臭いやかゆみが気になることも多く、頭皮環境のために実践してみたものの、かえってフケが出てしまったという話もあります。
そうならないためにも、これからお湯シャンプーを試してみたいという人は、正しい湯シャンの方法を確認してからはじめたいですね。
湯シャンの効果とは
湯シャンとはシャンプーやリンスを使わず、字のごとくお湯だけで髪を清潔に維持する方法です。
そもそも一般的なシャンプーは、洗浄力が強く汚れと一緒に頭皮の必要な皮脂まで落とし、乾燥を招いたり過剰な皮脂分泌につながる原因にもなりかねません。
そういったシャンプーやリンスを使用しないことで、頭皮に過剰な刺激を与えずにすみます。もともと、シャンプーを使わなくても、お湯だけでも通常の汚れは十分洗浄できると考えられているんです。
ですから湯シャンは、正しい方法で行えば、頭皮の潤いを維持することができます。継続して行うことで皮脂の量や頭皮の状態も安定し、頭皮や髪の毛の本来の機能を取り戻し、より美しく健康的なヘアーへと導いていってくれます。
湯シャンの方法
湯シャンと言っても、ただお湯で洗えばいいというわけではありません。
間違った方法での湯シャンは頭皮のかゆみやニオイ、フケなどを引き起こすことがあります。湯シャンを行うときには、必ず正しい方法を確認してから行いましょう。
正しい湯シャンの方法を説明します。
1. ブラッシング
まず、シャワーを浴びる前にきちんとブラッシングを行います。
髪の毛がコーティングされるとともに汚れや皮脂もある程度落ち、湯シャンを効率よく進めることができます。
その際使用するブラシもこまめにケアして、常に清潔な状態にしておくことが大切です。
2.ぬるま湯で湯シャンする
つい汚れを落とそうと熱めのお湯に設定しがちですが、お湯が熱すぎると頭皮のダメージや乾燥の原因につながります。
お湯の温度は40度未満に設定しましょう。
3.頭皮を優しくマッサージ
指の腹で皮脂を押し出すよう、優しくマッサージして湯シャンします。指で髪の通りが悪い場合はヘアブラシを使用してもいいでしょう。
また、最初はまだ湯シャンに頭皮が慣れず、かゆみやにおいが気になる場合があります。
その時は大きなバケツに頭を入れて全体にお湯が行きわたるようにし、じっくり洗うのも効果的です。
4.しっかり乾かす
生乾きや自然乾燥は頭皮に大きなダメージを与えます。湯シャンが終わったらすぐにきちんと乾かしましょう。
タオルを頭からかぶってドライヤーを当てると頭皮や髪の毛へのダメージも減らし、乾かす時間も短縮できますよ!
正しい方法で「お湯シャンプー」
以上が湯シャンの正しい方法です。
しかしはじめは、頭皮や髪の毛が湯シャンになれず不快感が現れるかもしれません。
その場合は無理に湯シャンを続けるのではなく、1週間のうち徐々に湯シャンの日を増やし、最終的に毎日湯シャンができるように頭皮を慣らしていきましょう。
頭皮にやさしく、薄毛や抜け毛予防におすすめな「お湯シャンプー」、正しい方法で湯シャンを行い、髪本来の機能を実感してみてくださいね!