葉酸は緑黄色野菜に多く含まれる栄養素の一種です。葉酸が不足すると胎児の脳や背中の神経の病気を招く場合があります。
そのため日常の食生活を含め葉酸を必要量取れるよう、妊活中の方は特に注意すべきです。妊活中の葉酸摂取で気をつけたい3つのことを紹介します。
厚生労働省が推奨する妊娠中の葉酸摂取
厚生労働省は2000年、妊娠1か月前から妊娠3か月までに、通常の食事のほかにサプリメントで葉酸を1日400μg摂取することを推奨しました。
それを踏まえ、妊活を考え始めたら葉酸の含んだ食品を意識して摂取するよう心がけましょう。
過剰摂取に注意
食材だけに含まれる葉酸に比べ、加工してある食品やサプリメントに添加されているものは、体内で約1,7倍も吸収利用されやすいことが判明しています。
しかし、過剰摂取による注意も必要です。
妊娠時期の1日の葉酸の必要量は400μgとされており最高でも1000μgまでです。それをオーバーすると食欲不振、吐気、むくみ、不眠症などの副作用が起こったり、葉酸の摂取しすぎは赤ちゃんの喘息の確率が高くなるという報告がオーストラリアでありました。
過剰摂取で体調不良を招いては元も子もありません。
葉酸サプリを利用するときには、適量を守り、過剰摂取にならないように気をつけましょう。
他の栄養素や食品と組み合わせてバランスよく
前述のとおり葉酸摂取は大事なことですが、サプリメントに頼りきりでは他の栄養素が摂取できません。
緑黄色野菜には他にも身体に必要な栄養がたくさん含まれています。また鶏のレバーには1串の焼き鳥で葉酸が455μgも含まれていますし、ゆでた枝豆もさやから出してひとにぎり分食べても130μg含まれています。
葉酸サプリは手軽に利用できるアイテムですが、サプリを摂っているからといって、他の食生活をおろそかにしないようにしたいですね。
また、葉酸サプリの中には、葉酸以外にも妊活中に摂りたい栄養素をバランスよく配合しているものもあります。これらのアイテムを選ぶことも大切です。
必要な栄養素を摂れるような正しい食生活を送りつつ、賢くサプリメントを利用して丈夫な赤ちゃんを産めるようにしていきたいですね。