高齢者に起こる便秘の原因と対策

便秘といえば女性に多いものだというイメージが強いのですが、年齢を重ねるごとに男性にも便秘人口は増加していきます。特に高齢者になってくると便秘に苦しむ人の割合が増え、介護などをしている家族にとっても一大問題となってきているのではないでしょうか。

なぜ便秘になってしまうのか、どうすれば便秘を解消できるのかを解説します。

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高齢者の便秘の原因

高齢者に起こる便秘の原因と対策

体内に栄養を吸収した後の食べ物の残りかすはほとんど液体の状態で大腸に送られていきます。

大腸の蠕動運動によって徐々に水分が吸収されていき固形になりながら腸内を運ばれていくのですが、運動不足や加齢とともにこの蠕動運動が弱まってしまい宿便として腸内に留まる便が増えてしまい、なかなか排泄まで至らなくなっていきます。腸内に留まる時間が増えることによってますます水分を失って固くなり、出にくくなってしまうのです。

便は直腸に達すると刺激を起こし便意を感じるのですが、その時に上手に排便できないでいると直腸付近で溜まってしまいます。排便できない理由としては、腹筋や肛門括約筋などの排便時に使う筋肉が加齢とともに衰えてしまったことが考えられます。

また、腸内に住んでいる様々な善玉菌の代表であるビフィズス菌の割合が加齢とともに減少してしまう事も大きな原因の一つです。

高齢者の便秘対策

高齢者に起こる便秘の原因と対策

対策としては、まず軽く運動をする習慣をつけるのがいいでしょう。ウォーキングなどの体が上下に動くような運動をすれば腸が刺激されることになり便意を催しやすくなります。

体を動かすことにより日頃のストレスの解消にもつながりますし、リラックスしてよい睡眠がとれるようになれば内臓の働きも活性化されていきます。

食事量も若い頃に比べると減っていくのは当たり前ですが、出来るだけ食物繊維を多く含んだ食品を取るとよいでしょう。食物繊維は胃で消化されずにそのまま腸まで運ばれます。便の水分を保って柔らかくしてくれる効果があり、腸内の善玉菌の餌にもなるので腸内環境を整えるのにはもってこいの成分です。また、発酵食品もそれ自体が善玉菌を多く含んでいるので腸内環境を活性化してくれます。

また水分が不足しないよう、食事の時に一緒に水分も取るように心がけましょう。

できることから始めてみよう

加齢とともに内臓の働きが鈍くなっていくのは仕方のない事です。しかし普段の生活の中で少し気を付けるだけで改善されることもあるのが事実です。

便秘薬などの薬に頼ってしまうと、結局今ある便を出すことが出来るだけで便秘体質の改善にはなりません。それに使いすぎると耐性がついてしまうし、逆に便秘薬を使わないと排便できなくなるなどの副作用をもたらすこともあります。薬は日常的にではなく便秘がひどい時にだけ使うようにし、まずは食生活の改善や軽い運動で体質の改善を試みてはいかがでしょうか。

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