お酒を飲んだ翌日はお肌が乾燥している、そう感じたことはありませんか?それは前日に飲んだお酒が原因かもしれません。ほどよい量のお酒は、食欲の増進や疲労回復などの効果がありますが、習慣化した飲酒や過度の飲酒は、お肌のコンディションに大きく影響を及ぼします。
年末年始、お酒を飲む機会が多くなる季節です。乾燥肌にならないためにはどうすればよいのでしょうか?
お酒を飲むと脱水症状になる
アルコールを分解するためには大量の水分が必要となります。お酒に含まれている水分は老廃物を排出する利尿に使われるので、分解には体内に蓄積された水分を使うことになります。
水分が体内に入ると、まず生命維持に必要な内臓や脳などの重要な臓器に使われ、その残りがお肌や髪にまわることになります。お肌や髪にいくはずの水分がアルコールの分解に使われるため、お肌が乾燥してしまうのです。同時に、おつまみ等で塩分を摂りすぎるとそちらにも水分を奪われ、気が付かないうちに脱水症状になっているのです。
水分の摂取が大切
水分を適度に摂って、体内の水分がアルコール分解に使われないようにしましょう。お肌の乾燥を防ぐとともに、二日酔いや悪酔い防止にもなります。水分を摂りすぎるとむくむのではないか?と心配するかもしれませんが大丈夫。
むくむと思って水分を摂らないと、やはり脱水状態になります。すると、細胞が水分を排出しようとせず水を溜め込み、結果的にむくみが生じます。
乾燥とむくみを防ぐためにも、次にご紹介する「チェイサー」を実践してみましょう。
お肌の乾燥を防ぐ方法「チェイサー」
「チェイサー」とは、ストレートのウイスキーなど強いお酒の後で飲む水や炭酸水、軽いお酒のことを意味します。お酒の刺激から胃や喉を守ったり、口の中をすっきりさせ、味覚を保ったりする役目があります。もともと水と決まっているわけではありませんが、二日酔いや脱水状態になるのを防ぐために、お酒とお水を交互に飲む方法も「チェイサー」と呼ばれています。ミネラルウォーターを飲み、トイレは我慢しないで水分を溜め込まないようにしましょう。
お肌にやさしい飲み方を
日頃努力している保湿のためのスキンケアも、お酒を飲み過ぎると台無しになってしまいます。お酒は人とのコミュニケーションを円滑にしたり、ストレスの発散になったりと効用もたくさんあります。お肌が乾燥しないようにチェイサーで必要な水分を確保して、楽しくお酒を飲みましょう。