冬といえば、クリスマスやお正月といった楽しいイベントが盛りだくさんですが、お肌にとっては乾燥でつらい季節です。しかも、日本の冬は年々乾燥傾向にあります。冬の乾燥から来る肌トラブルを再度確認して、正しい乾燥対策をおこないましょう。
年々日本の冬は乾燥傾向に
一年の中でも最悪のコンディションになるとも言われる冬の肌。冬は温度や湿度の低下や暖房による乾燥の影響で何かと肌にトラブルがつきものです。
しかも、日本の12月の平均湿度は、1905年には76%もありましたが、2005年には39%にまで下がっています。
温暖化やエアコンの普及によって湿度が下がってしまった現在、ますます冬の肌トラブルは深刻になってくると言えそうです。今回はその肌トラブルを3つご紹介したいと思います。
乾燥肌
冬の肌トラブルの代表的なものといえば、一番は何といっても乾燥肌です。
乾燥肌は皮膚表面にある角質の水分含有量や皮脂の分泌量が低下している状態を指し、乾燥状態が続くと、シミ・シワ・ニキビ等の原因にもなります。
毛穴を目立たせたり、化粧ノリが悪くなってしまったり、乾燥は肌の老化を促進させる要因の一つと言っても過言ではありません。
温度・湿度の低い時期は、乾燥には非常に気を配らなければならないですね。
ひび割れ
乾燥肌と並んで挙げられるのがひび割れです。
角質や皮脂といった肌のバリアが失われ肌の乾燥度が進むと、肌のカサカサが酷くなり、結果的にひび割れが起きてしまいます。
割れた部分が深く出血してしまったり、赤い内部が見えている場合には「あかぎれ」と呼び、痛みを伴う場合が多いです。
洗濯や食器洗いなど水仕事を行う主婦の方にとっては、ひび割れは傷に染みて非常に辛いものです。また、ひび割れやあかぎれが起こってしまった部分は見栄えも悪くなってしまいます。
蕁麻疹(じんましん)
次に挙げておきたい肌トラブルは、じんましんです。
食べ物やダニ・ハウスダスト、花粉など様々な原因によって起こるとされるじんましんですが、原因の一つに急激な温度差の変化が挙げられます。
そのため、外気の温度が低い時期は、室内に入った際の暖かさとの急激な温度変化によってじんましんが起きてしまう可能性があるのです。
また、じんましんは免疫力が低下している時に生じやすく、風邪やインフルエンザを引きやすい冬は特に注意が必要です。
冬の乾燥に向けてスキンケア対策を
乾燥によって引き起こされる乾燥肌は小じわが目立ったりファンデーションのノリを悪くさせますし、ひび割れは毎日の水仕事を辛くおっくうに感じさせます。じんましんが起こった場合には、強いかゆみや赤みを伴います。
保湿ケアなどの乾燥対策をしっかりおこなって、この冬を乗り越えたいですよね。寒さと乾燥には十分気を付けて過ごしましょう。