若いころはくすみなんて気にならないと思います。でもある日突然「あれっ、最近なんだか肌の透明感が落ちてきた?」と思うことがあります。それは、くすみ肌の始まりかもしれません。放っておくと肌の透明感はどんどん失われ、肌がカサカサになったり、肌のきめが粗くなったりします。あれっと思ったらすぐ、くすみ対策をしましょう。くすみの種類とその種類別の対策法をまとめています。
肌のくすみの原因
肌のくすみはどうして起こるのでしょうか。くすみの原因についておさらいしておきましょう。
1.紫外線によるくすみ
私たちの肌は、紫外線を浴びると、防御措置としてメラニン色素を作り始めます。肌の新陳代謝がスムーズであれば、できてしまったメラニン色素は古い角質と一緒に排出されていきます。しかし、肌のターンオーバー機能が落ちているときは、メラニンがそのまま肌の中に残ってしまうのです。そのため、しみやくすみになります。
2.汚れによるくすみ
クレンジングや洗顔がきちんと行われていない場合のくすみです。メイクなどの汚れや皮脂が毛穴の中につまって、肌がくすんだように見えます。
3、血行不良によるくすみ
肌の血行不良も透明感を失わせる原因のひとつです。肌の血行が悪くなると、くすみが起きたりシミが目立って見えたりします。血流が悪いと、肌のすみずみまで必要な栄養素が届かなくなります。さらに、老廃物もたまりやすくなるのでむくみを引き起こすこともあります。
4.乾燥からくるくすみ
乾燥は、あらゆる肌トラブルの原因になります。肌が水分不足になると、代謝機能が低下し、肌の保護機能が作用しなくなります。これが、くすみやしみの原因になります。
くすみ対策の方法
くすみの原因が分かったら、その原因を排除していきましょう。
1.紫外線対策
紫外線によるダメージから肌を守りましょう。紫外線は季節を問わず一年中出ていますから、日焼け止めや帽子などでこまめに紫外線対策をします。
2.毎日の正しいクレンジングと洗顔
メイクは毎日きちんと落とすようにします。特に目元や口元などの濃いメイクは、ポイントメイク落としを使う方がよいです。ただし、洗いすぎには注意が必要です。洗顔しすぎて、肌に本来必要な皮脂まで取り去ってしまうと、脳が肌の皮脂不足だと勘違いしてさらに活発に皮脂を分泌します。
3.血液の流れを良くする
特に冷え性の人は、身体が冷えないように気を付けます。体の血行を良くするには入浴(半身浴)がオススメです。全身の血行が良くなると、身体の代謝機能が良くなります。お風呂の中や入浴後のマッサージなども効果的ですね。また、生姜などの身体を温めてくれる食品を摂るのも良い方法です。
4.保湿ケアをこまめに行う
保湿はスキンケアの基本です。洗顔後は必ず化粧水や美容液などで保湿をします。空気の乾燥が気になる場合は、加湿器などを利用するのも効果的です。
5.早く寝る
良質の睡眠を十分にとります。肌の代謝が活発に行われるのは、夜10時から2時の間だと言われています。その間に眠るのが理想ですが、それが無理な人でも、できるだけ早く就寝したいですね。
くすみの原因をおさえて効率的な対策を
くすみはそのままにしておくと、シミやたるみなど他の肌トラブルを引き起こすこともあります。「もしかして、くすみかな」と思ったら、早めにスキンケアを見直して肌の透明感を取り戻しましょう。