ダンサーには美人が多い、これは事実だと思います。
そもそも、ダンサーというのは「人から常に見られる」職業ですよね。ダンサーになろうと考える人は、ダンスが好きで、自己顕示欲が強い人が多いと思います。ダンサーは、「自分を表現したい」「自分のことを見てほしい」といつも思っているはずです。
ダンサーはみんな美人とは限らない
しかし、美人であればダンサーになれるわけでもなく、美人でなければダンサーになれないということもありません。
だいたい美人でないダンサーもいっぱいいます。踊っていると、とてもきれいで魅力的なのに、ステージを降りると、意外と小柄だったりするダンサーもいます。むしろ、ダンサーには美人が多いのではなく、美人に見せるのが上手い人が多いというほうが真実でしょう。
ダンサーの筋肉美
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ダンスは身体の動きと顔の表情で、すべてを表現します。ある一定時間の舞踊を続けるには、かなりの体力と筋力が必要です。筋肉がないと、長時間にわたるダンスにはたえられません。たとえ舞踊中はどんなに笑顔でも、体力的にはかなり消耗しているのがダンスです。
ですから、必然的にダンスを行う人は、筋肉美を自然と身に付けています。
ダンサーは表情が豊か
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そして、表情。
大勢の観客の前でダンスを披露する時、顔の表情、中で特に視線は大変重要です。曲調や表現したいことに合わせて、顔の表情や奮起気を変化させます。顔の表情も大切なダンスの一部分なんですね。
舞台で踊るとなれば、それなりに派手な衣装と化粧も行っているでしょう。
自分を美しく見せる技
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ダンサーは、その化粧と表情と、身体の美しさで、自分の美しさを最大限に見せる技を身に付けているのです。
ダンサーの化粧は、派手すぎて日常生活で私たちがそのまま真似をするのはちょっと厳しいかもしれません。しかし、その表情については、美人になるために(もしくは見せるために)、学ぶところがあると思います。
世界には、たくさんのダンスのスタイルがあります。中には女性だけのダンスや男性だけのダンスもありますが、多くのダンス様式では、男女がペアで踊るダンスがあります。そういった、男女がペアになって踊る踊りは、ほとんどの場合「恋愛」を意味しています。
ダンサーと色気
ペアで踊っている時に、女性の表情をよく観察してみましょう。男女のペアダンスを踊っている時、女性が男性へ好意を持っている場面でも、女性の視線はいつも男性にくぎ付けではありません。
女性ダンサーは、常に男性ダンサーとアイコンタクトをしているわけではないのです。むしろ、意識して視線を相手から外すといいます。
いつも視線を外していることが、視線を合わせた時の喜びや感動を倍増させるのです。つまり、視線を外すことが一種の「色気」につながるのです。
これって現実の恋愛の世界においても、とても参考になりますよね。気になる人がいても、じっと見つめていたり、追いかけすぎると、逆に相手が引いてしまうこともあります(笑)。
好意を持っている相手に対しても、じっと視線を送るだけでは、そこに美人としての「色気」はありません。
「見られている」という意識
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ダンサーはいつも人に見られていることを意識しています。観客に横顔や背中を見せる時、「見られている」ことを知っています。ですから、正面から見た時だけでなく、後ろ姿や横顔にも緊張感があり、見ている私たちに美しいと感じさせます。
「見られている」と感じていることの緊張感が、彼らをますます美しく輝かせます。
美人はいつも誰かに見られています。見られていることを意識すること、そうすると、自然と自分の身のこなし方や、服装や化粧にも気をつかうようになります。それが、美人になる条件です。