最近では医療が発達し、安全な出産のため帝王切開も増えてきています。
ご自身だけでなく、身近な方で帝王切開を経験されている方もいいのではないでしょうか?
しかし、そんな帝王切開で生まれた子は便秘になりやすいという話をご存知ですか?
今回は、帝王切開でで生まれた子が便秘になりやすい原因や対策について調べてみました。
帝王切開で生まれた子は便秘になりやすいって本当?
人は産まれたときに最も善玉菌の数が多く、年齢とともに徐々にその数を減らしていくという数を聞いたことはありませんか?
しかしそれは、自然分娩に限る話で、帝王切開の場合は違います。
自然分娩は産道を通って産まれてきますが、その際にママの持っている細菌や善玉菌を口や鼻から取り入れてきます。
しかし帝王切開の場合、ママの体にメスを入れて子宮から生まれてくるので、初めて菌を取り入れるのが手術室や医療スタッフなどからになり、腸内に雑菌が入って悪玉菌が繁殖しやすくなってしまいます。
悪玉菌が優位な状態になる、と腸内環境は悪化しやすくなり便秘の原因にもなります。
帝王切開で生まれた赤ちゃんの便秘対策方法
1.母乳から善玉菌を獲得
赤ちゃんに与える母乳の中にも善玉菌は含まれています。
母乳を与えることによって、赤ちゃんの腸内の善玉菌は増え、腸内環境は整い、便秘も解消していきます。
また水分を上手に取れない赤ちゃんにとっては、母乳を飲むことで水分補給にもつながるため、上手に水分を与えて便秘解消を促してあげましょう。
2.おなかマッサージ
おなかをマッサージして腸の動きを促してあげることも、便秘解消には効果的です。
赤ちゃんを仰向きに寝かせ、おへそを中心にのの字を書くようにやさしくマッサージしていきます。
肌が白くなるくらいの力をかけてマッサージをすることで、程よい刺激を与えることができます。
赤ちゃんの胃腸はまだまだ未発達だからこそ、外から刺激を与えてあげることで排便を促してあげられます。
3.綿棒浣腸
綿棒を使って浣腸してあげると、赤ちゃんはその刺激で排便を催します。
綿棒をベビーオイルやオリーブオイルなどに浸し、滑りを浴したら先の部分だけ肛門に入れて、穴を刺激するようにグルっと回します。
綿棒浣腸は癖になることもないので、1日1回までを目安に行ってください。
ただし、行うとすぐにうんちがてしまうこともあるので、気をつをつけてくださいね。
4.オリゴ糖で腸内環境を整える
善玉菌の数を増やすことができるオリゴ糖は、赤ちゃんから使うことができる安心な食品です。
天然成分で作られているので、赤ちゃんでも毎日使うことができ、母乳の場合は乳首に塗ったり、ミルクに混ぜたりして使うことができます。
赤ちゃんの月齢によって、使用量を変えることもできますよ。
腸内環境を整え自然で無理のないお通じを促すことができるので、赤ちゃんの便秘に悩んだら試してみてはどうでしょうか。